カロリー

輸入チーズは代金に税金の割合が多い

「やはりチーズはフランスやイタリアのものに限る!」「たまには本場のチーズを食べてみたい」などと思い立たれて、インターネットでチーズを検索すると値段がどれもこれも「高い!!」ということを感じられるのではないかと思われます。
これは日本のチーズに比べて海外のものの方が品質がいいからであるとか、輸入業者の方が儲けているからといった理由ではなく、税金の問題があるためです。
輸入の際にかかる税金、つまり関税です。

チーズは乳製品であり、乳製品については関税定率法(及び関税暫定措置法)その他関係政令・施行令等のルールに従って農林水産省の運用のもとで課税が課せられることになっています。
チーズは乳製品として課税対象となることが明確に定められています。
そのため、海外品を購入しようとすると税金がかかってしまうので、高い値段となってしまうのです。

しかもその税率は極めて高く29.8パーセント(2014年7月現在)となっています。
この高い税率は言うまでもなく、国内の酪農事業を保護するための政策的な高税率です。
さらに、チーズが高い理由は税金だけではなく、輸送方法にも理由があります。

輸入品の搬送方法としては船便と空輸便がありますが、チーズの場合、品質維持の必要性が高いために空輸便を利用せざるを得ないという品質上の問題があります。
そして、言うまでもなく空輸便は船便よりも(スピーディである代わりに)値段が高くなります。

このような理由から海外の乳製品を国内で楽しもうとする場合にはややコスト高となってしまうのですが、これは税金、輸送方法などの面から「いかんともしがたい」問題であるということができます。
海外の乳製品を購入される際には、あえて、「今回はぜいたくをするんだ!」という意識のもとである程度お金を気にせずに購入せざるを得ないということができるでしょう。
なお、海外在住の知人にお土産として買ってきてもらうなどすれば安く海外の乳製品を食べることは可能でしょう。

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